独学で予備試験を突破されたということで、その強い意志には脱帽。勉強法もさることながら、そのモチベの維持について聞いてみたいね。本人としては独学はあかんぞと警鐘を鳴らす趣旨でブログを書いていたそうですが・・・いずれにせよ優秀なことに変わりない。
選択は労働法とのことなので、ノータッチ。
【憲法】
措置①については21条で端的に。気になったのは、自己実現と自己統治でややゴリ押してる感が否めないこと。虚偽表現、平たく言えば、”ウソ”がなぜ保障されるのかというところにフォーカスを当てられるとよかったのかも。誰かが自己実現・統治だけではダメと言っていたので。ツイッター界隈だったかなあ。ああ、でも司法の犬さんは、「だけ」ではないからね、そこは言っておく。
判例との違いを意識している点はよいかと。一方で、当てはめにおいて、「必要不可欠」の規範を使いながら、「必要不可欠ではない」という反論に対し、「重要である」というふうに答えてるところは気になるからなあ。特に、憲法は目的審査について一般用語では多少似ていても、「合理性」「重要性」「必要性」を丁寧に使い分けしているイメージなので。俺が細かすぎるだけか、あるいは・・・。
あと、文面審査は時間なく書かなかったそうで。去年、文面審査書かずにAとった友人は二人いた。ただ、それはあとで出た出題趣旨で1行しか指摘なかったから重要ではなかったのだろう。今年はどうでしょう。その分、上記措置①がめちゃくちゃ丁寧に評価されていたりすればいいんでしょうが、司法の犬さんは、気持ちあっさりな気がする・・・なんていうのかな、まさに予備勢という感じがする。
総じて、措置①については、上位に浮いているという印象はないかなー。
措置②は21条構成、うらやましい。SNS事業者について、「内部基準に現れた思想」という理由を付けて21条による保障を認めている。こういうのを現場で思いつける能力っていいよなあ。憲法のセンスってやつか。
全体の流れはいいかと思うんだけど、時折、「あれ?」ってなる。というのも、司法の犬さんが、どちらの立場なのかよくわからないときがある。法務省側なら合憲、つまり、反論はすべて違憲側。国民側なら違憲、反論はすべて合憲側となるのが普通。ただ、司法の犬さんの答案は、時折これがあべこべになっていて読み解くのに少し時間がかかってしまう、俺の読解力もあるんだろうが。つまるところ、反論というのは論点なんだと考えれば読めなくもないが、工夫のしがいはあったかもと。点数への影響は不明。
最後に、行手法適用除外と成田新法は無難によくまとめられている。
評価はどうか。措置②だけにフォーカスすればAなんだろうけど、司法の犬さんは措置①ですこーしもったいないという珍しい?タイプ。文面審査も落としているし、、、ごめんなさい、B評価と予想させてもらう。本人予想は、ちょっと見つからなかった。どっか書いてあるのかな。
【行政法】
違法性の承継で、取消訴訟の排他的管轄というワード、出訴期間にノータッチなのは残念。前者は、公定力からの説明で補えてるのかなあ、どうだろ。”公定力とは、行政行為の効力を関係人に強要する力である”って口酸っぱく教授に言われたなあ。
当てはめについてはよいかと。手続保障は否定して、承継肯定、これは俺としゃちほこさんと同じ。おいおい、優秀な氏名黙秘さんだけ結論逆って怖いじゃねえか。。。
設問2では明渡義務不存在確認訴訟を選択。規範は、いいでしょう。まあ、ここはね、例のごとくみんなできないので…以下略。ここまで3人の答案を見たわけだけど、こうも訴訟物が変わるもんなんだねえ。
裁量。その前に行政調査と処分との関係についても触れている。配点があるのかはわかりません。
裁量の理由で「専門技術性」を記載しているけど、俺のローの先生はダメって言ってたんだよなあ…。行政法黙示録−裁量①でも書いたんだけど。まあ、いいのかな。
当てはめでは道路ネットワークのくだり、自然保護のくだり、井戸のくだりに触れている。ただ、小学校のくだりがないのかな。それでも、◯◯を考慮しなければならないのに、してないから、というかたちはできている。まあ、本人も裁量のところはあまり覚えてないとのことなので。
総合では、違法性の承継の論証(平成28年の出題趣旨で書かれてるだけに辛いところ)、設問2で「勝ち」ではないところ(ただし相対評価だから大ダメージではない)、設問3で「負け」てはないが、「勝ち」でもないところを見ると、多少キズを負いながら立っている感じかなあ。
Aは厳しい。BかCだと思うが、書ききっていることも含めて、Bと予想しよう。
【民法】
設問1は特記事項なく無難に処理。まさに予備勢向きの問題って感じで、三段論法、要件当てはめが丁寧にされている印象。
設問2。賃貸人たる地位の移転では、賃借人の同意が不要なことまで指摘して、登記の具備を論述。まあ177条は書いても良かったのかな。
ただ、これはしゃちほこさんのとこでも書いたが、賃借人による借地借家法の対抗要件の具備の指摘はなし。誰か教えてほしいんだけど、賃貸人たる地位の移転のときって、賃借人の対抗要件具備書かなくていいの??俺は書けって友達から言われてから(旧司やったとき)書くんだけど、実はいらんのかな?昨日、潮見イエローみたとき、「判例は、対抗要件具備している事案ですが」みたいに一言断ってたからやっぱりいるんじゃないかなあって思ったんだけども。改正法605の2もそうだし。5chでもツイッターでもいいから誰か教えてくれ。
将来債権譲渡もきちんと特定の当てはめがされ、467条も指摘してあり、OK。
処理については、俺やしゃちほこさんと同じく対抗要件処理。やっぱ現場ではこれが限界というか無難というか。辰巳かなんかの解説もそう言ってたな。
というわけで設問2も総じて大きな穴なく良い。
設問3はちょっともったいない。せっかく規範で表示+契約の内容と二段階になっているのに、当てはめでそれが崩れてしまっている。それに重過失の検討落としもあり。設問1・2がよかっただけに後悔が残る。
さて、気になる評価予想。1と2がよくて、3でミス。うーん、シンプルにBじゃないかな。1年で予備試験突破した人が重過失を落とすのが司法試験。工作物責任でミスったり、将来債権譲渡を落としたりする人だって普通にいる。ただ、Aを取る上位3割はそれをしない。それをしないから、Aになる。とすると、Bくらいでとどまるんじゃないかな。重過失落としただけで(あとは錯誤の当てはめのミスか)一気に二段階落ちるってイメージではない。ゆえに、B予想。ここまで、B・B・B。
なお、動機の錯誤について、ここまで見ると俺、しゃちほこさん、司法の犬さんは、「錯誤」として論じ、氏名黙秘さんは「要素」で論じている。となると、仮に正しいのは後者だとしても、前者で論じた人は多いのかもしれない。
【会社法】
設問1は俺と似てるな。ただ、剰余金の配当の条文なんかも引いていてよい。一方で、定款にはノータッチなのかな。これがどうなるか。
設問2。247条の類推OK。そして、278条2項の指摘こそないが、109条が直接適用できるわけではないことを詳細に論じており、規範もブルドックに沿っている。当てはめもOK。さらには、不公正発行も俺のようにあっさりではなく、事実をきちんと引いているため、好印象。氏名黙秘さんと異なり、仮処分の指摘こそないが、かなりいいのではないか。
設問3は論点はOK、ただ、結論が重版と逆なんですね。まあここは価値判断だからいいのかな。本人は深読みしすぎたとこと。ダメですよー考えすぎちゃ!!司法試験は「思いついたら負け」の試験ですからねえ。受験生諸君はよく覚えておくように。任務懈怠は経営判断原則で流しており、しゃちほこさんや俺と同じ。
うーん、特にケチつけるところもなくAでしょう。設問2の当てはめについて俺よりいいし。
【民事訴訟法】
管轄。専属・付加の文言はないが、それらしいことは伝わってくる。ただ、やはり具体的事実の引用が薄いか。契約書の文言(「一切」とか)とかはやっぱり拾ってほしいんだと思う。そうすると、ここ単体で上位にはいけない。ってかさっき資格スクエアの加藤先生の答案見たが、ゴリゴリ事実引いててびびったわ。あんなに書けないわな。
移送は17条の直接適用になっているのが残念。当てはめはよい。思ったんだが、本来、当てはめにこそ配点は多いはず。が、この問題ってみんなおんなじ当てはめになるよね、場所が遠いとか時間がかかるとかさ。そうすると、結局のところ、法律論で差がつくことになるよねえ。問題はその差が大きいのか、小さいのか。
設問1の配点がデカイ、課題(1)と半々でも17.5点ある。法律論で9点、当てはめで8.5点とする。当てはめで差はつかず、法律論で差がつく。まあ4〜5点くらいは差がつくのかもしれない。
設問2。間接→主要はOK。ただ、なぜ間接事実なのかの理由がほぼないのが残念。そのあとの処理は特記事項なく無難に処理できていると思う。氏名黙秘さん、しゃちほこさん、司法の犬さん、そして俺と、間接→主要の流れ、(理由が様々だが)撤回できるという流れあたりは同じみたいですね。
こう書くと、みんなできてるんじゃないかとも思うが、少なくとも、1回目受験時の俺なら間違えてたなあと思う。普通に難問。ただ、一方で、今年はTKC模試で自白出てるよね、確か。そうすると、自白を重点的に勉強した勢が、例年よりは多い可能性あり、そうすると、思ったよりみんなできてるという可能性もある。まあ、おそらくできてないと思いますよ。
設問3では自己利用文書。2要件で書かれてること、当てはめが相当あっさりなのは気になる。移送もそうだが、全体的に薄めなのかもしれないねえ、司法の犬さんは。多分、予備なら余裕でAなんだろうが。はて、司法試験ではどうなのかというところ。
俺との比較で考えよう。俺自身は、C予想。設問1(1)(2)いずれも俺の方は上だな。設問2は、俺が請求原因間違えてること、因果関係ではなく、損害の主要事実と認定したミスを考慮すると、俺のほうが下。ただ、設問1の差でまだギリ俺が勝ってる。設問3は自己利用文書書いてない俺のほうが下、但し、司法の犬さんも薄め。そうすると、ここで司法の犬さんが上に出る感じか。
となると、Bかな。Aにするには、やはり設問1が薄い。というわけで、B予想とする。
本人的には大事故科目らしい。あれ、俺甘いのかな?まあ、いいか。
【刑法】
窃盗をメインで論じ、その要件解釈の中で、詐欺との区別を検討するスタイル、よろしいかと思います。もう、みんな窃盗じゃんよおおおおおお。あ、氏名黙秘さんいたわ。でも、彼(実は女性とかあるか)は他の科目全部Aレベルだからなあ。。。
設問2。身分犯説→結合犯で反論→私見で結合犯を批判していく大枠は俺と同じ。特に目立ったミスも見受けられないし、いいんじゃないか。読んでて「おや?」となった箇所は見受けられない。
設問3では緊急避難を否定して、誤想防衛に流すという理想形。俺、なんで正当行為だの被害者の承諾だのから書いちゃったんだろう…誤想防衛書くつもりだったんだけどなあ、なんか時間配分ミスって気がついたらやべえってなってた。
本人的には、細かいミスがいろいろと気になるようですが、大きなミスという感じはない印象。
これって普通にAいくんじゃないの?しいて言えば、刑事系はやっぱり当てはめ評価が超重要な点で、全体的にあっさりな感じがある点。事実は引いてるけど評価が…みたいな。もしかしたらBになってしまうのかも。去年、一昨年と大きなミスはないけどBだった感じとしては・・・よもやBということも。うん、厳しいかもしれないが、Bとしておきます。Cまで落ちることは考えられないが。
【刑事訴訟法】
ええっと、(2)のこれが実態喪失説というやつですか。こんなもん知らんわ!
(1)では逮捕、勾留、勾留延長と過不足なく淡々と書かれており、文句なし。(2)では適宜事実が引かれており、実態喪失の有無の認定。なるほどねえ、こうやって書くのかあ。なんだろう、氏名黙秘さんといい勝負なんじゃないかな。俺、Bとか書いたけどやっぱDまで落ちるかもしれん・・・。
Yの出張を書き忘れたのか…はい、1点減点!!(適当)
訴因変更の可否もやや薄いが必要最低限という感じで答案戦略なのかな。後半は、条文や趣旨から論じられており、当てはめも丁寧で良さげ(その当てはめ能力をもっと他の科目でも使えば・・・)。
刑訴わかんない!でも、Aくる感じなんじゃないの、これ。今年の試験で、最も予想できないのがマジで刑訴。A予想としておく。
はい、まとめ。(憲法から順に)
司法の犬さんご本人による成績予想
*不明(短答は144点)
黙示録による司法の犬さんの成績予想
B B B A B B A
*参考までに黙示録自身の成績予想
D A A A C D B(短答129点)
余裕で合格やんけ。なんやそれ!!若干迷ったのは憲法・民訴あたりがもうワンランク下かもなあ、ってこと。それでも余裕あるわ。
1000位以内は当然として、これだけ安定してると400〜500くらいありそう。あれ、そうすると、氏名黙秘さん300番予想したけど、もう少し上もあるのか。なんか、氏名黙秘さんの倒産法もぶっちぎりって見たし。予想変えとくか。俺の友達で200番くらいだったやついるけど(一昨年)、確か、
A3つ・B2つ・C2つ・選択55だったな(民事で200点超えした化物)。あれ、じゃあもっといくやん!とも思うが、受験者減ってAの価値が今と違うし、Aもピンきりだからなあ。実際、
民事でA2つB1つで200点もいれば、A2つC1つで160点の人もいる。
BがCに変わっただけなのに40点も変わるのはAの怖さ、もちろん素点。だから、上位Aかまで考慮しないとね。なんならオールAで300位もいたな。
司法の犬さんは、俺の中では、2つがA、会社と刑訴。ある程度の上位ではあるけど、ぶっちぎりとまではいかないのかもしれない。そうすると、、、やっぱり500前後になるかな。うん、500位と予想しましょう。氏名黙秘さんは、あとで再検討する。
これ、けっこう疲れるなあ、いい加減なこと書けないし。あとはムキムキさん、3回目さん、ほいやーさん、ついたてさんあたりかな?TKCさんは・・・いいよね笑。他に誰かいたら教えてくれ、5chは見てる。
選択は労働法とのことなので、ノータッチ。
【憲法】
措置①については21条で端的に。気になったのは、自己実現と自己統治でややゴリ押してる感が否めないこと。虚偽表現、平たく言えば、”ウソ”がなぜ保障されるのかというところにフォーカスを当てられるとよかったのかも。誰かが自己実現・統治だけではダメと言っていたので。ツイッター界隈だったかなあ。ああ、でも司法の犬さんは、「だけ」ではないからね、そこは言っておく。
判例との違いを意識している点はよいかと。一方で、当てはめにおいて、「必要不可欠」の規範を使いながら、「必要不可欠ではない」という反論に対し、「重要である」というふうに答えてるところは気になるからなあ。特に、憲法は目的審査について一般用語では多少似ていても、「合理性」「重要性」「必要性」を丁寧に使い分けしているイメージなので。俺が細かすぎるだけか、あるいは・・・。
あと、文面審査は時間なく書かなかったそうで。去年、文面審査書かずにAとった友人は二人いた。ただ、それはあとで出た出題趣旨で1行しか指摘なかったから重要ではなかったのだろう。今年はどうでしょう。その分、上記措置①がめちゃくちゃ丁寧に評価されていたりすればいいんでしょうが、司法の犬さんは、気持ちあっさりな気がする・・・なんていうのかな、まさに予備勢という感じがする。
総じて、措置①については、上位に浮いているという印象はないかなー。
措置②は21条構成、うらやましい。SNS事業者について、「内部基準に現れた思想」という理由を付けて21条による保障を認めている。こういうのを現場で思いつける能力っていいよなあ。憲法のセンスってやつか。
全体の流れはいいかと思うんだけど、時折、「あれ?」ってなる。というのも、司法の犬さんが、どちらの立場なのかよくわからないときがある。法務省側なら合憲、つまり、反論はすべて違憲側。国民側なら違憲、反論はすべて合憲側となるのが普通。ただ、司法の犬さんの答案は、時折これがあべこべになっていて読み解くのに少し時間がかかってしまう、俺の読解力もあるんだろうが。つまるところ、反論というのは論点なんだと考えれば読めなくもないが、工夫のしがいはあったかもと。点数への影響は不明。
最後に、行手法適用除外と成田新法は無難によくまとめられている。
評価はどうか。措置②だけにフォーカスすればAなんだろうけど、司法の犬さんは措置①ですこーしもったいないという珍しい?タイプ。文面審査も落としているし、、、ごめんなさい、B評価と予想させてもらう。本人予想は、ちょっと見つからなかった。どっか書いてあるのかな。
【行政法】
違法性の承継で、取消訴訟の排他的管轄というワード、出訴期間にノータッチなのは残念。前者は、公定力からの説明で補えてるのかなあ、どうだろ。”公定力とは、行政行為の効力を関係人に強要する力である”って口酸っぱく教授に言われたなあ。
当てはめについてはよいかと。手続保障は否定して、承継肯定、これは俺としゃちほこさんと同じ。おいおい、優秀な氏名黙秘さんだけ結論逆って怖いじゃねえか。。。
設問2では明渡義務不存在確認訴訟を選択。規範は、いいでしょう。まあ、ここはね、例のごとくみんなできないので…以下略。ここまで3人の答案を見たわけだけど、こうも訴訟物が変わるもんなんだねえ。
裁量。その前に行政調査と処分との関係についても触れている。配点があるのかはわかりません。
裁量の理由で「専門技術性」を記載しているけど、俺のローの先生はダメって言ってたんだよなあ…。行政法黙示録−裁量①でも書いたんだけど。まあ、いいのかな。
当てはめでは道路ネットワークのくだり、自然保護のくだり、井戸のくだりに触れている。ただ、小学校のくだりがないのかな。それでも、◯◯を考慮しなければならないのに、してないから、というかたちはできている。まあ、本人も裁量のところはあまり覚えてないとのことなので。
総合では、違法性の承継の論証(平成28年の出題趣旨で書かれてるだけに辛いところ)、設問2で「勝ち」ではないところ(ただし相対評価だから大ダメージではない)、設問3で「負け」てはないが、「勝ち」でもないところを見ると、多少キズを負いながら立っている感じかなあ。
Aは厳しい。BかCだと思うが、書ききっていることも含めて、Bと予想しよう。
【民法】
設問1は特記事項なく無難に処理。まさに予備勢向きの問題って感じで、三段論法、要件当てはめが丁寧にされている印象。
設問2。賃貸人たる地位の移転では、賃借人の同意が不要なことまで指摘して、登記の具備を論述。まあ177条は書いても良かったのかな。
ただ、これはしゃちほこさんのとこでも書いたが、賃借人による借地借家法の対抗要件の具備の指摘はなし。誰か教えてほしいんだけど、賃貸人たる地位の移転のときって、賃借人の対抗要件具備書かなくていいの??俺は書けって友達から言われてから(旧司やったとき)書くんだけど、実はいらんのかな?昨日、潮見イエローみたとき、「判例は、対抗要件具備している事案ですが」みたいに一言断ってたからやっぱりいるんじゃないかなあって思ったんだけども。改正法605の2もそうだし。5chでもツイッターでもいいから誰か教えてくれ。
将来債権譲渡もきちんと特定の当てはめがされ、467条も指摘してあり、OK。
処理については、俺やしゃちほこさんと同じく対抗要件処理。やっぱ現場ではこれが限界というか無難というか。辰巳かなんかの解説もそう言ってたな。
というわけで設問2も総じて大きな穴なく良い。
設問3はちょっともったいない。せっかく規範で表示+契約の内容と二段階になっているのに、当てはめでそれが崩れてしまっている。それに重過失の検討落としもあり。設問1・2がよかっただけに後悔が残る。
さて、気になる評価予想。1と2がよくて、3でミス。うーん、シンプルにBじゃないかな。1年で予備試験突破した人が重過失を落とすのが司法試験。工作物責任でミスったり、将来債権譲渡を落としたりする人だって普通にいる。ただ、Aを取る上位3割はそれをしない。それをしないから、Aになる。とすると、Bくらいでとどまるんじゃないかな。重過失落としただけで(あとは錯誤の当てはめのミスか)一気に二段階落ちるってイメージではない。ゆえに、B予想。ここまで、B・B・B。
なお、動機の錯誤について、ここまで見ると俺、しゃちほこさん、司法の犬さんは、「錯誤」として論じ、氏名黙秘さんは「要素」で論じている。となると、仮に正しいのは後者だとしても、前者で論じた人は多いのかもしれない。
【会社法】
設問1は俺と似てるな。ただ、剰余金の配当の条文なんかも引いていてよい。一方で、定款にはノータッチなのかな。これがどうなるか。
設問2。247条の類推OK。そして、278条2項の指摘こそないが、109条が直接適用できるわけではないことを詳細に論じており、規範もブルドックに沿っている。当てはめもOK。さらには、不公正発行も俺のようにあっさりではなく、事実をきちんと引いているため、好印象。氏名黙秘さんと異なり、仮処分の指摘こそないが、かなりいいのではないか。
設問3は論点はOK、ただ、結論が重版と逆なんですね。まあここは価値判断だからいいのかな。本人は深読みしすぎたとこと。ダメですよー考えすぎちゃ!!司法試験は「思いついたら負け」の試験ですからねえ。受験生諸君はよく覚えておくように。任務懈怠は経営判断原則で流しており、しゃちほこさんや俺と同じ。
うーん、特にケチつけるところもなくAでしょう。設問2の当てはめについて俺よりいいし。
【民事訴訟法】
管轄。専属・付加の文言はないが、それらしいことは伝わってくる。ただ、やはり具体的事実の引用が薄いか。契約書の文言(「一切」とか)とかはやっぱり拾ってほしいんだと思う。そうすると、ここ単体で上位にはいけない。ってかさっき資格スクエアの加藤先生の答案見たが、ゴリゴリ事実引いててびびったわ。あんなに書けないわな。
移送は17条の直接適用になっているのが残念。当てはめはよい。思ったんだが、本来、当てはめにこそ配点は多いはず。が、この問題ってみんなおんなじ当てはめになるよね、場所が遠いとか時間がかかるとかさ。そうすると、結局のところ、法律論で差がつくことになるよねえ。問題はその差が大きいのか、小さいのか。
設問1の配点がデカイ、課題(1)と半々でも17.5点ある。法律論で9点、当てはめで8.5点とする。当てはめで差はつかず、法律論で差がつく。まあ4〜5点くらいは差がつくのかもしれない。
設問2。間接→主要はOK。ただ、なぜ間接事実なのかの理由がほぼないのが残念。そのあとの処理は特記事項なく無難に処理できていると思う。氏名黙秘さん、しゃちほこさん、司法の犬さん、そして俺と、間接→主要の流れ、(理由が様々だが)撤回できるという流れあたりは同じみたいですね。
こう書くと、みんなできてるんじゃないかとも思うが、少なくとも、1回目受験時の俺なら間違えてたなあと思う。普通に難問。ただ、一方で、今年はTKC模試で自白出てるよね、確か。そうすると、自白を重点的に勉強した勢が、例年よりは多い可能性あり、そうすると、思ったよりみんなできてるという可能性もある。まあ、おそらくできてないと思いますよ。
設問3では自己利用文書。2要件で書かれてること、当てはめが相当あっさりなのは気になる。移送もそうだが、全体的に薄めなのかもしれないねえ、司法の犬さんは。多分、予備なら余裕でAなんだろうが。はて、司法試験ではどうなのかというところ。
俺との比較で考えよう。俺自身は、C予想。設問1(1)(2)いずれも俺の方は上だな。設問2は、俺が請求原因間違えてること、因果関係ではなく、損害の主要事実と認定したミスを考慮すると、俺のほうが下。ただ、設問1の差でまだギリ俺が勝ってる。設問3は自己利用文書書いてない俺のほうが下、但し、司法の犬さんも薄め。そうすると、ここで司法の犬さんが上に出る感じか。
となると、Bかな。Aにするには、やはり設問1が薄い。というわけで、B予想とする。
本人的には大事故科目らしい。あれ、俺甘いのかな?まあ、いいか。
【刑法】
窃盗をメインで論じ、その要件解釈の中で、詐欺との区別を検討するスタイル、よろしいかと思います。もう、みんな窃盗じゃんよおおおおおお。あ、氏名黙秘さんいたわ。でも、彼(実は女性とかあるか)は他の科目全部Aレベルだからなあ。。。
設問2。身分犯説→結合犯で反論→私見で結合犯を批判していく大枠は俺と同じ。特に目立ったミスも見受けられないし、いいんじゃないか。読んでて「おや?」となった箇所は見受けられない。
設問3では緊急避難を否定して、誤想防衛に流すという理想形。俺、なんで正当行為だの被害者の承諾だのから書いちゃったんだろう…誤想防衛書くつもりだったんだけどなあ、なんか時間配分ミスって気がついたらやべえってなってた。
本人的には、細かいミスがいろいろと気になるようですが、大きなミスという感じはない印象。
これって普通にAいくんじゃないの?しいて言えば、刑事系はやっぱり当てはめ評価が超重要な点で、全体的にあっさりな感じがある点。事実は引いてるけど評価が…みたいな。もしかしたらBになってしまうのかも。去年、一昨年と大きなミスはないけどBだった感じとしては・・・よもやBということも。うん、厳しいかもしれないが、Bとしておきます。Cまで落ちることは考えられないが。
【刑事訴訟法】
ええっと、(2)のこれが実態喪失説というやつですか。こんなもん知らんわ!
(1)では逮捕、勾留、勾留延長と過不足なく淡々と書かれており、文句なし。(2)では適宜事実が引かれており、実態喪失の有無の認定。なるほどねえ、こうやって書くのかあ。なんだろう、氏名黙秘さんといい勝負なんじゃないかな。俺、Bとか書いたけどやっぱDまで落ちるかもしれん・・・。
Yの出張を書き忘れたのか…はい、1点減点!!(適当)
訴因変更の可否もやや薄いが必要最低限という感じで答案戦略なのかな。後半は、条文や趣旨から論じられており、当てはめも丁寧で良さげ(その当てはめ能力をもっと他の科目でも使えば・・・)。
刑訴わかんない!でも、Aくる感じなんじゃないの、これ。今年の試験で、最も予想できないのがマジで刑訴。A予想としておく。
はい、まとめ。(憲法から順に)
司法の犬さんご本人による成績予想
*不明(短答は144点)
黙示録による司法の犬さんの成績予想
B B B A B B A
*参考までに黙示録自身の成績予想
D A A A C D B(短答129点)
余裕で合格やんけ。なんやそれ!!若干迷ったのは憲法・民訴あたりがもうワンランク下かもなあ、ってこと。それでも余裕あるわ。
1000位以内は当然として、これだけ安定してると400〜500くらいありそう。あれ、そうすると、氏名黙秘さん300番予想したけど、もう少し上もあるのか。なんか、氏名黙秘さんの倒産法もぶっちぎりって見たし。予想変えとくか。俺の友達で200番くらいだったやついるけど(一昨年)、確か、
A3つ・B2つ・C2つ・選択55だったな(民事で200点超えした化物)。あれ、じゃあもっといくやん!とも思うが、受験者減ってAの価値が今と違うし、Aもピンきりだからなあ。実際、
民事でA2つB1つで200点もいれば、A2つC1つで160点の人もいる。
BがCに変わっただけなのに40点も変わるのはAの怖さ、もちろん素点。だから、上位Aかまで考慮しないとね。なんならオールAで300位もいたな。
司法の犬さんは、俺の中では、2つがA、会社と刑訴。ある程度の上位ではあるけど、ぶっちぎりとまではいかないのかもしれない。そうすると、、、やっぱり500前後になるかな。うん、500位と予想しましょう。氏名黙秘さんは、あとで再検討する。
これ、けっこう疲れるなあ、いい加減なこと書けないし。あとはムキムキさん、3回目さん、ほいやーさん、ついたてさんあたりかな?TKCさんは・・・いいよね笑。他に誰かいたら教えてくれ、5chは見てる。