最近、巷で話題になっているコレクチャ(https://correctcha.com)。Twitter界隈ではご存じの方も多いだろうが、このコレクチャが今後の司法試験受験の在り方を変えうるのではないかと思い、以下、つづる。ちなみに、中の人は現役の司法試験受験生っていうんだから、すごいよね。
【概要】
コレクチャというのは、簡単にいえば、司法試験受験生と合格者との間の、いわば添削マッチングツールである。合格者は、自己が添削できる内容を過去問(予備試験も可能)や各種演習書、あるいは科目別に絞ったりすることで、添削の募集をかける。一方、受験生は、合格者の中から自分の希望する添削者を主体的に選ぶこともできるし、自ら全体に募集をかけることもできる。つまり、双方がイニシアティブを取れるというのが魅力の一つでもある。
【費用】
登録は無料。添削者は、一定の手数料は運営に入るものの、受験生から添削料を受け取ることができ、その価格設定も各自が行える(添削料の交渉は非公開で行うことも可能になったみたい)。
もっとも、その適正相場はいまだ不明。予備校の添削って、例えば3月のTKC模試なんかは4万円くらいするし、辰巳だと+1万くらいするよね。もちろんそこには添削料だけでなく、問題作成の人件費、短答試験も合わさっているわけだが、だいたい1科目あたり4~5000円くらい取られているイメージなのかな。そうだとすると、「ノウハウの蓄積ある予備校採点の方が高いのは当然である」という考え方に立つのであれば、これより安い価格設定となるのだろう。受験生側もコスパを求めるだろうしね。もちろん、合格者の実力や指導能力によっての上下があるだろうけども。
逆に、添削者側からしても、時給換算で1000円を割るようならやらないっていう人もいるだろう。1通添削するのに2時間かかるなら、2000円取ったとして時給1000円。1時間できるなら時給は2000円ということになる。俺も今年の添削とかしているが、自分が受けただけに1科目2時間かかるようなことはないが、過去問となれば、いろいろ見直したりするし、もう少し時間はかかる。
そうすると、3000円前後がお互いの妥協点になるのかなあ。まあ、合格者側はいかに付加価値つけるかだよね、例えば、架空の採点表みたいなのも付けるとかさ。書き直しの再添削は無料とか(ほら、美容院とかでも5日以内なら不満あれば対応するとかあるじゃん?)。まあ、ここら辺は各々のビジネススキルよね。
ちなみに、2019/9/29(19:30)現在、発見できた価格設定は二つ。
一つは、トモシビさんという方。
予備試験過去問 1通30分5000円
司法試験過去問 1通1時間10000円
本人も割高とうたっているが、添削経験があることと、添削は通話にて口頭で行うという点で付加価値を付けられているのだろう。また、予備過去問25年・27年の初回無料サービスもあり。
もう一つは、お米ちゃんという方。
令和元年司法試験憲法 1通2000円
とりあえずは憲法でスタートし、人数も6人までと設定。答案の締め切り日や添削返却日の記載もあり。
なるほど、お二方ともこれだけ違いがあり、おもしろい。自分はどういう風にいこうかと思い悩む楽しさもある。受験生からはどういうスタイルが「ウケがいい」のか。黎明期だし、いろいろ方策を講じるのもありだよね。今思いついたんだけど、少数精鋭のオンラインゼミみたいなこともできそうだよね、きっと。月2回、スカイプで~円とかさ。意志弱い人にはそういう専属講師がつくのはアリだったりするかもね。ほんと広がるなあ。
【その他】
掲載された再現答案は、ダウンロード可能。俺のも載せている。これまでは優秀答案といえば、辰巳のものが定番だったが、無料で手軽にゲットできるようになったことは、このような予備校業界をも巻き込むことになる。
ランキング機能もあり、人気講師かどうか、競争も促されるのだろう。
【気になった点】
とりあえず片っ端から登録者をフォローしてみたのだが、何人フォローしているのか数字が出てこなかったので、ここはフォロー・フォロワーともに数字が出るようになるといいかな。
また、一見して「添削者」側なのか、「受験生」側なのかがわからないため、ここも登録時に登録情報としてあるといいのかもしれない。
今後、また変化があれば、随時つづっていくつもり。
【概要】
コレクチャというのは、簡単にいえば、司法試験受験生と合格者との間の、いわば添削マッチングツールである。合格者は、自己が添削できる内容を過去問(予備試験も可能)や各種演習書、あるいは科目別に絞ったりすることで、添削の募集をかける。一方、受験生は、合格者の中から自分の希望する添削者を主体的に選ぶこともできるし、自ら全体に募集をかけることもできる。つまり、双方がイニシアティブを取れるというのが魅力の一つでもある。
【費用】
登録は無料。添削者は、一定の手数料は運営に入るものの、受験生から添削料を受け取ることができ、その価格設定も各自が行える(添削料の交渉は非公開で行うことも可能になったみたい)。
もっとも、その適正相場はいまだ不明。予備校の添削って、例えば3月のTKC模試なんかは4万円くらいするし、辰巳だと+1万くらいするよね。もちろんそこには添削料だけでなく、問題作成の人件費、短答試験も合わさっているわけだが、だいたい1科目あたり4~5000円くらい取られているイメージなのかな。そうだとすると、「ノウハウの蓄積ある予備校採点の方が高いのは当然である」という考え方に立つのであれば、これより安い価格設定となるのだろう。受験生側もコスパを求めるだろうしね。もちろん、合格者の実力や指導能力によっての上下があるだろうけども。
逆に、添削者側からしても、時給換算で1000円を割るようならやらないっていう人もいるだろう。1通添削するのに2時間かかるなら、2000円取ったとして時給1000円。1時間できるなら時給は2000円ということになる。俺も今年の添削とかしているが、自分が受けただけに1科目2時間かかるようなことはないが、過去問となれば、いろいろ見直したりするし、もう少し時間はかかる。
そうすると、3000円前後がお互いの妥協点になるのかなあ。まあ、合格者側はいかに付加価値つけるかだよね、例えば、架空の採点表みたいなのも付けるとかさ。書き直しの再添削は無料とか(ほら、美容院とかでも5日以内なら不満あれば対応するとかあるじゃん?)。まあ、ここら辺は各々のビジネススキルよね。
ちなみに、2019/9/29(19:30)現在、発見できた価格設定は二つ。
一つは、トモシビさんという方。
予備試験過去問 1通30分5000円
司法試験過去問 1通1時間10000円
本人も割高とうたっているが、添削経験があることと、添削は通話にて口頭で行うという点で付加価値を付けられているのだろう。また、予備過去問25年・27年の初回無料サービスもあり。
もう一つは、お米ちゃんという方。
令和元年司法試験憲法 1通2000円
とりあえずは憲法でスタートし、人数も6人までと設定。答案の締め切り日や添削返却日の記載もあり。
なるほど、お二方ともこれだけ違いがあり、おもしろい。自分はどういう風にいこうかと思い悩む楽しさもある。受験生からはどういうスタイルが「ウケがいい」のか。黎明期だし、いろいろ方策を講じるのもありだよね。今思いついたんだけど、少数精鋭のオンラインゼミみたいなこともできそうだよね、きっと。月2回、スカイプで~円とかさ。意志弱い人にはそういう専属講師がつくのはアリだったりするかもね。ほんと広がるなあ。
【その他】
掲載された再現答案は、ダウンロード可能。俺のも載せている。これまでは優秀答案といえば、辰巳のものが定番だったが、無料で手軽にゲットできるようになったことは、このような予備校業界をも巻き込むことになる。
ランキング機能もあり、人気講師かどうか、競争も促されるのだろう。
【気になった点】
とりあえず片っ端から登録者をフォローしてみたのだが、何人フォローしているのか数字が出てこなかったので、ここはフォロー・フォロワーともに数字が出るようになるといいかな。
また、一見して「添削者」側なのか、「受験生」側なのかがわからないため、ここも登録時に登録情報としてあるといいのかもしれない。
今後、また変化があれば、随時つづっていくつもり。